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温度・粘度
🌐 Language
タック域
たっくいき
Tack Zone
700〜740℃の温度帯。エッジが立ったままパーツ同士が接合し、レイアウトしたガラスの形がくっきり残る熔着温度帯。タックフュージングが行われる。
詳しく
タック域(Tack Zone)は700〜740°Cの温度帯で、ガラスのエッジ(切り口・角)が立ったまま、パーツ同士が接合する温度帯である。粘度領域ではlog η 7〜8(Pa·s)に相当し、ASTM軟化点(log η = 7.6)周辺でガラスが粘着性を持ちながら形を保つ。レイアウトしたガラスの形がくっきり残り、モザイク状のデザインや立体的な配置を活かした表現ができる。近岡令(2021)の5段階熔着分類では「タックフュージング」技法が行われる温度帯である。
タック域の特徴は、ガラス同士が接合するのに十分な粘着性を持ちながら、形状がほぼそのままに残るため、カットして配置したデザインの輪郭やテクスチャーが完成品にそのまま現れる点にある。700〜740°Cというレンジの中でどの温度を選ぶかで、エッジのシャープさと接合強度のバランスが変わる。下限(700°C付近)ではエッジが最もシャープで接合が弱く、上限(740°C付近)ではエッジがやや丸まり接合が強くなる。スティックフュージング域(680〜710°C)と一部重複するが、より確実な接合強度が得られる。
関連概念
スティックフュージング域(stick-fusing-zone)・フル域(full-fusing-zone)・タックフュージング(tack-fusing)・η-T-tフレームワーク(eta-t-t-framework)と合わせて、熔着温度帯の特性を理解する。

