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素材
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石英転移
せきえいてんい
quartz inversion
573°Cで石英が瞬間的に膨張・収縮する相変化。棚板・石膏型の割れに関わる。
詳しく
石英転移(quartz inversion)とは、石英(SiO₂)が約573℃で結晶構造を変化させる現象です(α石英⇔β石英)。この転移は急激な体積変化(約2%)を伴うため、炉内にシリカを多く含む耐火物や一部のガラス系素材がこの温度付近を急速に通過すると、クラックが生じるリスクがあります。
573℃付近では昇温速度・冷却速度を遅くすることが推奨されます。特に徐冷工程中にこの温度帯を急速に通過すると棚板や炉材へのダメージが蓄積します。ガラス自体はアモルファス(非晶質)のため直接の石英転移は起きませんが、耐火材の劣化が炉の寿命に影響するため、この温度帯の管理は間接的に作品品質を守ることにつながります。
出典Sources
- 【C】作花済夫『ガラスの百科事典』朝倉書店, 2007. ISBN 978-4-254-20124-6(石英の 573°C α↔β 転移)

