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温度・粘度
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ポットメルト域
ぽっとめるといき
Pot Melt Zone
810〜820℃の温度帯。坩堝(ポット)の底の穴からガラスが流れ落ちる温度帯。Hagen-Poiseuille則により孔径の4乗で流量が決まる。
詳しく
ポットメルト域(Pot Melt Zone)は810〜820°C(Bullseye系で820°C、Oceanside系で810°C)の温度帯で、ポットメルト技法において坩堝(ポット)の底に開けた穴からガラスが流れ落ちる温度域である(§12.1)。粘度領域ではlog η 4〜5(Pa·s)相当で、流下保持(soak)のピーク温度として設定される。この温度帯でガラスは重力によって孔から流下し、棚板上に混色・自由形状の板ガラスが形成される。
ポットメルト域での流下挙動はHagen-Poiseuille則で記述され、体積流量Q ∝ r⁴/η(T)(rはポット孔径、ηは粘度)となる。孔径の4乗依存性が支配的で、孔径を2倍にすると流量は16倍になる。ピーク保持時間はQ = max(20, 内容物重量[g]/100×6)分の経験式が使われる。bubble squeeze帯(660〜680°C)への保持と組み合わせて設計する焼成プログラムが標準で、この温度帯を達成するまでの経路設計が気泡除去と失透回避の両立に重要となる。
関連概念
流動・キャスト域(flow-cast-zone)・bubble squeeze帯(bubble-squeeze-zone)・ポットメルト(pot-melt)・η-T-tフレームワーク(eta-t-t-framework)と合わせて、ポットメルト技法の温度軌跡設計を理解する。

