← ことばたちへ戻る
技法
🌐 Language
パート・ド・ヴェール
ぱーとどう゛ぇーる
pâte de verre
ガラスの粉やフリットを型に詰め、焼結温度で緻密化させて作る技法。半透明の独特の質感が出る。/補足:フュージングとキャストの中間(750〜850°C)
詳しく
パート・ド・ヴェール(pâte de verre、フランス語で「ガラスのペースト」)は、ガラスの粉やフリットを耐火石膏の型に詰め、焼結温度で緻密化させて立体を作る技法です。粘度域は log η 6〜8 で、板を熔かすフュージングと、流動させるキャストのちょうど中間にあたります。アール・ヌーヴォー期のフランスで Henri Cros や François Décorchemont らによって再興され、半透明で奥行きのある独特の質感から、いまも世界各地で作られています。
焼成の流れ
ガラスの粉やフリットを、水と粘結剤を混ぜて型の凹部に充填します。まず200〜500°Cの段階保持で水分と粘結剤を抜き、750〜850°Cのピークで粘性焼結させます。その後は失透域を素早く通過(クラッシュ)させ、482°C前後でアニール(徐冷)し、3段階に分けて冷やします。キャストより最高温度はやや低く、保持時間は長めです。

