← ことばたちへ戻る
技法
🌐 Language
ロストワックスキャスト
ろすとわっくすきゃすと
Lost Wax Cast
蝋(ワックス)で作った原型を耐火石膏で包んで脱蝋し、その空洞にガラスを流し込んでキャストする技法。
詳しく
ロストワックスキャスト(Lost Wax Cast)は、蝋(ワックス)で制作した原型を耐火石膏で包んで固め、加熱によって蝋を溶かして除去(脱蝋)した後、その空洞にガラスのビレットやカレットを充填して加熱し、ガラスを型の形状に流し込む技法である。Bullseye Glass Co.のTipSheet 8で詳述されており、アート用ガラスキャスティングの標準的な手法のひとつ。ピーク温度は815〜870°C。
蝋原型の段階でガラスの最終形状を蝋で作るため、複雑な立体形状を自由に設計できるのが最大の利点である。脱蝋工程では、耐火石膏型を緩やかに200〜500°Cまで加熱して蝋を完全に除去する必要があり、急加熱は型の爆裂を招く。型には空気抜き穴を設けることが重要で、ガラスが空洞に流入する際の空気を逃がす設計が細部再現性を左右する。厚物になるほどアニール時間が長くなる(100mm超では数週間)。
関連概念
耐火石膏(refractory-plaster)・キャスト・ファイバー鋳型鋳造技法(fiber-mold-casting)・硫化黒化(sulfide-blackening)と合わせて、鋳造系技法の選択指針を理解する。

