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温度・粘度
🌐 Language
フル域
ふるいき
Full Fusing Zone
約780℃(COE90)の温度帯。ガラスが完全に平坦に一体化する温度帯。表面が均一化し、積層パーツが完全に融合してひとつの板になる。
詳しく
フル域(Full Fusing Zone)は約780°C(Bullseye COE90基準)の温度帯で、ガラスが完全に平坦に一体化する温度域である。粘度領域ではlog η 5〜6(Pa·s)に相当し、Littleton軟化点(log η = 6.6)を超えてガラスが自重で完全に変形できる状態となる。積層したパーツは表面張力と自重によって完全融合し、表面が均一に平坦化されてひとつの板ガラスに仕上がる。エッジや切り口は消え、表面は滑らかになる。
近岡令(2012, 2021)の5段階熔着分類での「フルフュージング」が行われる温度帯で、780°Cという数値はBullseye COE90での標準値である。ガラス系によってフル域の温度は異なり(OYFは低温側にシフト、Effetre Muranoは高温側にシフト)、新しい電気炉や新しいガラスを使う際はキャリブレーションテスト(3cm角×2枚重ね×5点配置)で自炉のフル域を実測することが推奨される。ピーク保持時間は10〜30分が標準で、長いほど扁平化が進む。
関連概念
タック域(tack-zone)・ブロック・プレス域(block-press-zone)・フルフュージング・枚数効果(plate-count-effect)・η-T-tフレームワーク(eta-t-t-framework)と合わせて、フュージング温度帯の全体を理解する。

