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設計・制御
🌐 Language
最終冷却(H段階)
さいしゅうれいきゃく
Final Cool (Stage H)
焼成プログラム第8段階・最終段階。歪点以下から室温まで比較的自由に冷やせる段階。ただし熱衝撃による割れには引き続き注意が必要。
詳しく
最終冷却(H段階、Final Cool)は、焼成プログラム8段階の第8段階・最終段階で、歪点(Bullseye COE90基準で442°C)以下から室温まで冷やすフェーズである。η-T-t軌跡言語では「cool(冷却)後段」に相当し、自然冷却(AFAP)を基本として炉の扉を開けずにそのまま室温まで冷ます方法が一般的である。歪点以下では粘性流動による応力緩和は起きないため(剛体状態)、この段階以降に新たな残留応力が生じることはない。
H段階が「比較的自由に冷やせる」とはいっても、熱衝撃割れのリスクは依然として存在する。特に厚物作品・複雑形状・異種ガラスの接合品では、H段階でも緩やかな冷却(自然放冷)が安全である。Bullseye COE90の薄板(6mm以下)では室温まで2〜4時間で冷えるのが標準だが、厚物(19mm以上)では一晩かけて自然冷却することが推奨される。H段階終了後に作品を取り出し、偏光板測定でretardation値を確認することが、品質管理の最終ステップとなる。
関連概念
アニールクール(G段階)(firing-stage-g)・歪域(strain-zone)・焼成プログラム8段階(firing-program-8-stages)・偏光板測定(polariscope-test)と合わせて、冷却フェーズ全体の終着点を理解する。

