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設計・制御
🌐 Language
急速加熱(C段階)
きゅうそくかねつ
Rapid Heat (Stage C)
焼成プログラム第3段階。失透危険帯(600〜750℃)を素早く通過するための急昇温。急速に最高温度まで昇温してガラスを失透から守る。
詳しく
急速加熱(C段階、Rapid Heat)は、焼成プログラム8段階の第3段階で、失透危険帯(600〜750°C)を素早く通過するための急昇温フェーズである。近岡令(2012, 2021)の4ゾーン制御フレームにおける「ゾーンIII(汚さない)」の通過時間最小化戦略がそのまま実装されたステップで、devitrite等の結晶相析出速度が高い温度帯(660〜750°C)への滞留時間を最小にする。η-T-t軌跡言語では「heat-up(昇温)後段」に相当する。
急速加熱の速度は炉の性能に依存するが、Bullseye COE90の標準設定では500°C/h以上(場合によってはAFAP)で最高温度に向かう。bubble squeeze帯(660〜680°C)での30分以内の保持を挟む場合もあるが(ポットメルト等)、フュージング標準では止まらずに通過することが多い。C段階の急速昇温が有効に機能するには、B段階での炉内均熱化が完了していることが前提条件となる。B段階が不十分なままC段階に入ると、炉内の温度差によってガラスに局所的な熱衝撃が生じるリスクがある。
関連概念
温度均一化(B段階)(firing-stage-b)・最高温度キープ(D段階)(firing-stage-d)・急速冷却(E段階)(firing-stage-e)・bubble squeeze帯(bubble-squeeze-zone)・表面結晶化(surface-crystallization)と合わせて、失透回避の温度設計を理解する。

