素材
Effetre Murano(モレッティ)
えふぇとれむらの
Effetre Murano
イタリア・ムラーノ島産のCOE104ガラス。炎加工(ランプワーク)に広く使われ、高Na₂O/K₂O含有で粘度曲線が低温側にシフトしている。
詳しく
Effetre Murano(エフェトレ・ムラーノ、旧称モレッティ)は、イタリアのムラーノ島で製造されるCOE104のガラスである。高いNa₂O/K₂O含有量により、同じlog ηに到達する温度がソーダライム系(Bullseye COE90)より約40°C低温側にシフトしている。炎加工(ランプワーク)に世界中で広く使われており、豊富な色品揃えと独特の発色が特徴である。徐冷点はTg=511°C(Effetre 104)。
キルンワーク(フュージング)への使用は限定的で、COE104は他のCOE系と混在使用できない。Effetre Muranoを電気炉でフュージングする場合は、同系のCOE104素材のみで統一する必要がある。焼結パラメータSc(結晶化温度−焼結温度)がBullseye系より小さく失透リスクが高いため、Pâte de Verre用途では細心の注意が必要である。ランプワーク向け素材として開発されたため、キルンワーク向けの技術資料は限られている。
物理データ
CTE(熱膨張係数)104 ± 1.5 × 10⁻⁷/°C(0〜300°C)、徐冷点(annealing point)470°C。
歪点(strain point)449°C、軟化点 566°C は二次資料(Wale Apparatus、Delphi、Mountain Glass Arts などの代理店仕様)に記載される値で、公式数値ではない。
製品の特徴
ヴェネツィア・ムラーノ島の伝統に連なる、COE104のソフトガラス。色棒(rods)が中心で、ランプワーク・バーナーワークの世界標準として広く使われる。
生産国
イタリア(ヴェネツィア・ムラーノ島)。旧称はMoretti(モレッティ)。
関連概念
Bullseye COE90(bullseye-coe90)・Oceanside System 96(oceanside-system96)・OYF(oyf-glass)・COE(coe)・VFT式(vft-equation)と比較することで、各ガラス系統の粘度温度曲線の違いを理解する。
出典Sources
- 【A】Effetre Murano S.r.l.「Glass Rods」リンク ↗

