設計・制御
防塵・安全管理
ぼうじんあんぜんかんり
Dust Safety / Studio Safety
ガラス粉・耐火石膏粉・セラミックファイバー粉を扱う際の安全管理。N95以上の防塵マスク・保護眼鏡・手袋が必須。結晶質シリカはIARC Group 1発がん物質。
詳しく
防塵・安全管理(Dust Safety)は、キルンワークスタジオで扱う粉末状材料の粉塵から身体を守るための安全対策である。特にリスクが高い材料: (1)結晶質シリカ(SiO₂)—耐火石膏・珪砂粉・セラミック型に含まれる。吸入で珪肺・肺がんリスク(IARC Monograph Vol.100C, 2012でGroup 1「ヒトへの発がん性あり」に分類)。(2)セラミックファイバー(アルミナシリカ繊維)—ファイバー型・ファイバーボードの切削・加工時に発生。(3)ガラス粉(カット・研磨・フリット調製時)—シリカ粒子を含む。
必須の防護: N95(または同等以上)の防塵マスク(粒子捕集効率95%以上)、保護眼鏡(粉塵が目に入ることを防ぐ)、耐薬品性の手袋(肌荒れ・皮膚への付着防止)。近岡令はセラミックファイバー・離型剤を扱う際のこれら3点の着用を実践の中で整理し、明文化している。スタジオ設計では粉末作業専用の換気扇付き作業スペースを設け、湿式作業(水を加えた状態で取り扱う)を優先する。石膏の乾燥切削は最もリスクが高い作業のひとつで、水中または湿潤状態での加工に変更することが推奨される。
関連概念
耐火石膏(refractory-plaster)・近岡式耐火石膏(chikaoka-plaster)・粉体型加熱成形法(powder-mold-forming)・ファイバー鋳型鋳造法(fiber-mold-casting)・セルベン(selvane)・離型剤(release-agent)

