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不良・失敗
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失透核
しっとうかく
devit nucleus
失透結晶の起点。表面の傷・油脂・ほこりが核になる。
詳しく
失透核(devitrification nucleus / devit nucleus)は、ガラス表面や内部に生じた結晶化の起点となる微細な結晶核です。一度形成されると、その後の再加熱時に核を起点として結晶成長が促進され、白濁・表面荒れ(失透:devitrification)が拡大します。失透核は「傷・汚れ・前回の失透残滓」などが原因で生じます。
失透核の形成を予防するには、ガラス表面を清潔に保つことが最重要です。素手で触れると皮脂が結晶化の核になるため、取り扱いには綿手袋を使用します。また、焼成中に核形成が起きやすい温度帯(700〜750℃前後)を素早く通過するプログラム設計も有効です。失透が一度発生したガラスは再焼成でも完全には回復しません。
出典Sources
- 【A】Kilinc, E. & Hand, R.J. (2021) J. Am. Ceram. Soc. 104, 2100. DOI: 10.1111/jace.17784リンク ↗
- 【C】作花済夫 (1999)「ガラスの結晶化と失透」New Glass 14(3), 3–12. ISSN 0914-2703

