← ことばたちへ戻るEnglish
素材
🌐 Language
ガラスカレット
がらすかれっと
Cullet
再利用・リサイクル用のガラス屑・破片の総称。キャスト・パート・ド・ヴェールの原料として使う。COEを揃える必要があり、異種混入は割れの原因になる。
詳しく
ガラスカレット(Cullet)は、ガラスの屑・破片・廃材を指す業界用語で、製造工程でのガラス屑や不良品、または意図的に粉砕・分割したガラスの総称である。キルンワークではキャスト型への充填材料、パート・ド・ヴェールのフリット原料、ポットメルトの積層素材として活用される。自作のカレットは板ガラスや棒ガラスをハンマーで粉砕するか、乳鉢で挽いてフリット状にする(近岡令が板ガラスから乳鉢でフリットを自作する手順を実践の中で明文化した)。
カレット利用の最重要注意点はCOEの一致である。異なるCOEのガラスを混用したカレットは、冷却後に熱膨張差による応力が蓄積し、後日割れる(歪点以下破壊)原因になる。市販のカレット製品は「COE90カレット」「COE96カレット」のようにCOEを明記しているが、屑ガラスや廃ガラスを原料にする場合はCOEが不明確になりやすい。偏光板テスト(polariscope-test)で残留応力を確認することで、混用カレットの安全性を事後評価できる。また鉛系ガラスのカレットは廃棄・粉塵の取り扱いに安全管理(N95マスク等)が必要。
関連概念
キルンキャスティング(kiln-casting)・パート・ド・ヴェール(pate-de-verre)・ポットメルト(pot-melt-zone)・COE(coe)・歪点以下破壊(sub-strain-fracture)・偏光板テスト(polariscope-test)

