← ことばたちへ戻るEnglish
素材
🌐 Language
コーディエライト
こーでぃえらいと
Cordierite
熱膨張係数が非常に小さい耐火材料(Mg₂Al₄Si₅O₁₈)。繰り返し加熱・急冷に強く、キルンの棚板・支柱・大型スランプ型素材として優秀。
詳しく
コーディエライト(Cordierite、菫青石、Mg₂Al₄Si₅O₁₈)は、マグネシウム-アルミノシリカ系の耐火鉱物・セラミックスで、熱膨張係数が非常に小さい(線膨張係数α ≈ 1〜2×10⁻⁶/K、ガラスのCOE90の約1/5〜1/9)ことが最大の特徴である。熱膨張率が低いため繰り返しの急加熱・急冷による熱衝撃割れが生じにくく、キルンの棚板・支柱・大型スランプ型素材として優秀な耐火材料である。
キルンワークでのコーディエライトの主要用途は棚板(シェルフ)・キルンポスト(支柱)で、繰り返しの焼成に耐える耐久性が評価されている。一般的な棚板材料(マライト系セラミック等)よりも高価だが、長寿命と熱衝撃耐性から高品質な長期運用が可能である。コーディエライト棚板はガラスとの熱膨張係数差が大きいため、棚板上のガラスが焼成中に滑らない安定した支持面を提供する。大型スランプ型(幅60cm以上)でも使われ、スランプ成形での型の割れリスクを低減する。離型剤(Bullseye Shelf Primer等)を塗布して使用する。
関連概念
セラミックファイバー(ceramic-fiber)・セルベン(selvane)・耐火石膏(refractory-plaster)・熱拡散率κ(thermal-diffusivity)と合わせて、型材料・棚板材料の熱特性と使い分けを理解する。

