← ことばたちへ戻るEnglish
温度・粘度
🌐 Language
bubble squeeze帯
ばぶるすくいーずたい
Bubble Squeeze Zone
660〜680℃の温度帯。ガラス間の気泡を粘弾性で押し出す中間工程の保持帯。失透(devitrite析出)リスクが高く、Bullseye推奨は30分以内の保持。
詳しく
bubble squeeze帯(バブルスクイーズ帯)は660〜680°Cの温度帯で、フュージングやポットメルト焼成において積層ガラス間の気泡を粘弾性流動によって外周に押し出す「bubble squeeze」工程が行われる温度域である。この帯でガラスは軟化し始め、界面に閉じ込められた空気を効率よく排除できる状態となる。Bullseye推奨の保持時間は最大30分で、これを超えると失透リスクが急上昇する。
失透のリスクが高い理由は、660〜680°Cがdevitrite(Na₂Ca₃Si₆O₁₆)などの結晶相が析出しやすい温度域に重なるためである。長時間の滞留で表面に虹色のしわや曇りが現れる。焼成プログラムではC段階(急速加熱)とE段階(急速冷却)でこの温度帯を素早く通過し、bubble squeezeとして設計する場合でも30分以内に限定することが失透回避の基本戦略となる。この温度域への意識は近岡令によるゾーン分類の考え方(「汚さない」ゾーン)の中核をなす。
関連概念
bubble squeeze(bubble-squeeze)・急速冷却(E段階)(firing-stage-e)・急速加熱(C段階)(firing-stage-c)・表面結晶化(surface-crystallization)・η-T-tフレームワーク(eta-t-t-framework)と合わせて、失透回避の温度設計を理解する。

