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哲学
🌐 Language
用の美
ようのび
Beauty of Use (Mingei concept)
柳宗悦を中心とする民藝運動の核心概念。日用品に宿る美・職人の手仕事に宿る美。近岡令の制作思想の背景にあるガラス工芸観の源流の一つ。
詳しく
用の美(Beauty of Use)は、柳宗悦(1889〜1961)が提唱した民藝運動(Folk Craft Movement)の中心概念である。「用に適った道具・器に、自然と美が宿る」という思想で、作者の芸術的意図や個性を前面に出すのではなく、日用品として使われることで生まれる美を重視する。「民芸品」「工芸」「用の美」「無名の職人の仕事」という語彙が民藝運動の核心をなす。近岡令(武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科ガラス専攻出身)の制作思想の背景には、この工芸観が流れており、ガラスを「表現のための素材」として使いながら工芸的思考を継続的に持つ姿勢につながっている。
用の美とキルンワークの接点は「制作者が炉内を直接制御できない」という点にある。キルンワークでは設計(焼成プログラム・型・素材配置)を制作者が行うが、実際の形の最終決定は炉内で起きる物理・化学現象に委ねられる。
関連概念
両義性(ambivalence)・工芸(kogei)・キルンワーク(kiln-work)・軌跡言語(trajectory-language)・η-T-tフレームワーク(eta-t-t-framework)

