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温度・粘度
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β-ウォラストナイト
べーたうぉらすとないと
β-Wollastonite
ソーダ石灰ガラスの失透で析出するCaSiO₃の高温安定結晶相。DevitRiteやα-クリストバライトと並ぶ典型的な失透相の一つ。
詳しく
β-ウォラストナイト(β-Wollastonite)は、ケイ酸カルシウムCaSiO₃の高温安定多形で、ソーダ石灰系ガラス(SLS)の失透(devitrification)において析出する結晶相の一つである。DevitRite(Na₂Ca₃Si₆O₁₆)およびα-クリストバライト(SiO₂)と並んでSLSガラスの主要な失透相として、Kilinc & Hand(2021)により分類されている。主として800°C以上の高温域での長時間保持で析出しやすく、板状・繊維状の結晶形態を持つ。
キルンワークでβ-ウォラストナイト析出が問題になる主な場面は、高温キャスト(800〜900°C)での長時間細部流入保持や、ポットメルト(810〜820°C)の過度に長い流下保持である。析出すると透明度が損なわれ、作品表面に白濁が現れる。予防は失透域(600〜900°C)の最短時間通過(急速加熱・急速冷却)である。Devitrite(devitrite)が660〜800°C、β-ウォラストナイトが800°C以上で析出しやすい傾向があり、使用温度帯によって主要失透相が異なる。
関連概念
devitrite(devitrite)・α-クリストバライト(alpha-cristobalite)・表面結晶化(surface-crystallization)・バルク結晶化(nucleation)・失透核(devit-nucleus)・4ゾーン(four-zones)

