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温度・粘度
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徐冷域(アニール域)
じょれいいき
Annealing Zone
約482℃付近(COE90基準)の温度帯。内部応力を最も効率よく除去できる温度域。十分な時間を確保することで永久歪をほぼゼロにできる。
詳しく
徐冷域(アニール域、Annealing Zone)は、ガラスの粘度定点における「徐冷点(Annealing point)」周辺の温度帯で、Bullseye COE90系では約482°Cに相当する。徐冷点はlog η = 13.0(Pa·s)で定義され、この温度でのガラスは粘性流動が可能な状態で内部応力の緩和が完了できる(Narayanaswamy 1971の構造緩和モデル)。徐冷域で十分な時間をかけて保持することで、永久歪はほぼゼロになる。
焼成プログラムのF段階(アニールソーク)がこの温度域での保持に相当し、Bullseye COE90では482°Cで最低1時間(厚物ではそれ以上)の保持が標準的に指定される。厚み二乗冷却則によれば、許容冷却速度は厚みの2乗に反比例するため(q ∝ 1/t²)、厚い作品ほど徐冷域での保持時間と冷却速度の管理が重要になる。この域を適切に通過できたかどうかを事後確認するのが偏光板測定(retardation値の計測)である。
関連概念
歪域(strain-zone)・アニールソーク(F段階)(firing-stage-f)・厚み二乗冷却則(thickness-squared-cooling-rule)・偏光板測定(polariscope-test)・retardation(retardation)と合わせて、徐冷工程の設計と品質管理を理解する。

